屋上緑化・庭園展示場

岡山県屋上緑化協会

目的:

この屋上緑化展示場では、 屋上という特殊空間を 緑化することにより 人々に安らぎを与えられる場所に活用できるよう技術を駆使しています。

また、無管理型の緑化についての研究を行える場としも設計されています。


屋上緑化の役割
熱の遮断
空気の冷却
コンクリートの保護
大気浄化
雨水の一時貯留
生物の生息空間の創出
   
当展示場について
軽量化技術
土について
嵩上げ材について
舗装材について
排水材について
見きりベンチについて
システム化技術
薄層化システム
自動灌水システム
その他
植物について
防水技術
 
場所

 

屋上緑化の役割

熱の遮断

植栽の土壌に含まれる水が、蒸発して熱を奪ってくれるので、建物に熱が伝わりにくくなります。建物内の冷房量を減らす事にもつながります。

 

空気の冷却

・緑地は、その表面から盛んに水を蒸散させて、周囲の空気を冷やします。芝生よりも、樹林地の効果の方がやはり大くなります。

 

コンクリートの保護

・土壌は、酸性のものをアルカリ性に。アルカリ性のものを酸性に。変えることができます。ビルに酸性雨が降っても、中性に変えてくれるので、建物の老朽化が抑えられます。

 

大気浄化

・植物は、光合成により、温暖化につながる二酸化炭素を、酸素に変えてくれます。しかし、屋上緑化についてはその効果はあまり期待できません。 植物は、光合成と同時に呼吸もしており、二酸化炭素の削減を期待できるのは、大きな樹木についてだけです。
しかし、建物保護。冷房量を減らす。という効果から間接的には充分二酸化炭素の削減に役立っていると考えられます。

 

雨水の一時貯留

近年、都市では雨水を吸収できるような所が減り、都市型洪水が発生しています。屋上庭園の土壌は、雨水を流さず吸収しておいてくれます。また、雨水が一気に排水施設に流れ込むのを、少しゆっくりとさせてくれる。という効果を持っています。

 

生物の生息空間の創出

緑があるだけでも、生物が生息するようになるのですが、池をつくる事により、トンボ、めだか等の生物の住処を造ることができます。
都市でも、各所にこのような場所ができれば、都市と自然の共存への第一歩となるのではないでしょうか。


当社の展示場の池には、

めだかや金魚が居ます。

当展示場について
軽量化:土

セダム部分と、植栽部分で土を変えています。

セダム部分 軽量かつ保水性に優れた人口土壌、ホワイトロームとαベースを使用しました。自然土壌と比較して重さで半分以下、保水性で約20%以上優れています。
   
植栽部分 建築廃材のALCを粉砕したもの、汚泥とピートモスを混合し、軽量かつリサイクルを考えた土壌となっています。
軽量化:嵩上げ材

屋上庭園では、土壌の厚さを変えたり舗装面の高さ調整等に、発砲スチロール板を使用し軽量化をはかっています。

 

軽量化:舗装材

普通に使用されている、ウッドデッキ、タイルブロック、ゴムチップブロック等の資材を使用せず、自然環境に配慮し、間伐材をリサイクル使用しています。

軽量化:排水材

余剰水を速やかに排水するような軽量なプラスチック整形板、αウエーブ、ホワイトロームを全面に使用しています。

 

軽量化:見切りベンチ材

軽量ブロック中詰めに、発砲スチロールを使用し、軽量化を図っています。

 

薄層化システム

軽量化を行う為、防水層の上にαウエーブ(貯水・排水可能なプラスチック整形板)を敷き、客土として軽量土壌のわずか6cmの層にセダムを植えつけています。

 

自動灌水システム

屋上緑化庭園について困難とされるのが、できた以降の管理です。この、自動灌水システムを取り入れる事により、効率的な管理、維持をする事ができます。
また当社では、独自にシモデン式自動灌水装置により、散水量調節システムを導入しています。
従来の短所である無駄な灌水による根腐れや水の不足による立ち枯れといったものを解決し、土中の湿気をセンサーで感知して定期的な灌水を行うことができます。

 

植物について

乾燥に強く、あまり大きくならないものを選んでいます。地覆植物のなかで特にセダム類は、近年注目を集めています。

 

防水技術

全面に漏水防止のアスファルト防水+植物の根から防水層・建物を守る耐根シートを使用しています。
池部分は、民間開発技術審査証明で認められた耐久性・耐薬品性・耐密着性及び従来工法に比べ優れた施工性を有するポリウレア樹脂を使用した「タフガードR−G工法」を採用し防水を行っています。

 

 

 

※上記の内容につきましては、一部

「屋上緑化のすべてがわかる本」 山田 宏之 著 

出版:インスタラクション環境緑化新聞

を参考にしました。